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2018.09.10

英語で読む「Agile Manifesto」

2001年にアジャイル開発の有名人が一同に介して発表したAgile Manifestoを読んだ当時、心を揺さぶられたのを覚えている。「包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを、契約交渉よりも顧客との協調を」と日本語でもキャッチーで、きっと当時は包括的なドキュメントや契約交渉に疲れていたんだな。

quote for TOEICは英単語を覚えるのではなく英文に慣れるために作ったので、キャッチーな単語が並ぶ宣言ではなく、同時に公開されたPrinciples behind the Agile Manifestoのから紹介したい。

Welcome changing requirements, even late in development. Agile processes harness change for the customer's competitive advantage.

「開発が終わりに近づいてても、喜んで仕様変更に応じよう」と、既存のプロジェクト・マネジメントとは真逆のことを言っている。Manifestoが開発者にとって聞こえのいい言葉を選んでいる裏で、ソフトウェア工学は「顧客」を最重要と位置づけているのだ。このあたりジーン・キムの「DevOpsハンドブック」が現場よりビジネスを重要としている点にも通じる。

Deliver working software frequently, from a couple of weeks to a couple of months, with a preference to the shorter timescale.

2001年といえばgitもなければCI/CDのツールもなかった頃で、2週間単位など短い期間でのリリースは手探りで大変だっただろう。世の中の開発ツールが短いサイクルでデプロイできるようになるための、大きな原動力のひとつになったはずだ。

The most efficient and effective method of conveying information to and within a development team is face-to-face conversation.

face-to-faceの重要性が強調されている。当時はSlackは存在していなかったが、ICQなど便利に使えていたはずで、これらに対する反動でもあったのだろうか。

細かい部分は当然ながら時代によって変遷するが、根本の考え方は今も根付いているように感じる。

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