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2018.05.04

ジョン・コナー=シャルル・ド・ゴール説

連休中に読んだ倉山満さんの「嘘だらけの日仏近現代史」が安定の面白さだった。特にシャルル・ド・ゴールは空港の名前になってるから偉い人なのだろうとは思ってたが、ナチス・ドイツがパリを占拠され、イギリスからラジオでレジスタンスに呼びかけるあたり、まるでフィクションのようだ。このラジオ演説が6月18日にされたことから「6月18日の男」と呼ばれているらしい。

ちなみに、6月18日の演説では「今日機械化軍隊(force mécanique)に敗れたのなら、この次はより強力な軍隊で勝利しようではないか」「私、将軍ド・ゴールは、今ロンドンにいる。イギリスの領土内や、そこを目指す途上にいる士官諸君、兵士諸君を歓迎しよう」と語っている。機械化軍隊とは当時のナチス・ドイツのことである。

https://ja.wikisource.org/wiki/6月18日の呼びかけ

このラジオ演説で思い出したのが、ターミネーターのジョン・コナー。ターミネーターのシリーズは、未来からターミネーターが送り込まれるなどの「設定」が有名だが、同様にジョン・コナーがレジスタンスに呼びかけるという設定も大事にされている。

T3では核シェルターの無線機を握るところでエンディング、T4はジョン・コナーの「聞いている君たちはみな抵抗軍の一員だ」という呼びかけをカイル・リースが聞くところから話が始まる。T2のジョン・コナーからはシャルル・ド・ゴールっぽさは感じられないのだが、Wikipediaには「ターミネーターの登場人物」を読んでみると、メガホンを引き継いだ監督が、こういう大人になると想像しながらキャラクターを作っている感じがして楽しい。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ターミネーターの登場人物

さて、カナダ人であるジェームズ・キャメロンがターミネーターを着想するにあたってシャルル・ド・ゴールを意識したのか否か、どうやら検索しても誰も言及していないので思い過ごしの可能性が高い。しかし、フランス大統領であるシャルル・ド・ゴールが1967年にモントリオール万国博覧会のためにカナダのケベック州モントリオールを訪問した際に「自由ケベック万歳」とケベック独立運動を盛り上げる演説をして、カナダとフランスの緊張が高まったということがあり、当時12歳だったジェームズ・キャメロンに多かれ少なかれ影響したのではないかと思う。

ちなみに、Wikipediaのページ同士のつながりを解析するSix Degrees of Wikipediaによると、両者の関係はこんな感じである。(要するに無関係っぽい)

Wikipedia

https://www.sixdegreesofwikipedia.com/?source=John%20Connor&target=Charles%20de%20Gaulle

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