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2017.10.22

DevOpsハンドブックと、その関連書籍

8月にDevOpsハンドブックという書籍が出たので読み始めたら、どうも「DevOps 逆転だ!」という本の続編のような位置づけっぽいらしく、結局、両方とも読んだのでメモ。

まず「DevOps 逆転だ」の方。過去にエリヤフ・ゴールドラット著の「ザ・ゴール」という工場での業務改善をベースにした小説があったが、これのDevOps版といった感じ。●「ザ・ゴール」で、主人公が子供のハイキングを元に制約理論を思いつくのに対し、「DevOps 逆転だ」は「ザ・ゴール」によって改善された工場を見てDevOpsの真髄を悟るというあたりがややこしっかったりするが、なぜ開発が進まないのか根本原因を突き詰め、改善しながら進めていて、そのへんの安っぽい業界あるあるとは一線を画している。対策が効果を出すあたりは読んでて爽快で、アンチパターンが一気に押し寄せてくるあたりは、読んでて胃が痛くなった。

最後の章で、主人公が師匠から「本を書きなさい」と言われるところで締めくくられ、そこから3年かかって書かれたのが「DevOpsハンドブック」ということらしい。

で、「DevOpsハンドブック」はというと、最初の方で「DevOps 逆転だ」を読んだほうがいい感じがしたので読んでみたものの、途中から関係なく、FacebookやNetflixなど実在の企業の事例を紹介しながらDevOpsと括られている様々なベストプラクティスを広く浅く書き進めていく。

継続インテグレーションなどの仕組みづくりを第一の道、フィードバックを第二の道としているのだが、読みたいと思ってた第一の道はアッサリしていて、第二の道がボリュームたっぷり。筆者らの思いがそうなのか、本場のDevOpsがそうなのか。

DevOpsは取り組み人の立場ごとに解釈の分かれるキーワードだから、ハンドブックの名の通り、手元においておいて損はないのでは。

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