中3を塾講師した頃の話
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ええ、パクリですとも。渡辺千賀さんのエントリの。
僕も大学生活のうち、結構な時間を塾の先生のバイトに費やして、それなりに得るものはあったと思うが、文章にしたことはなかったな、と。そんなわけで思い出しながら書いてみます。
私がバイトしてた塾は、2人がけの長机をコの字に並べ、最大6人を学年とか混ぜこぜでマンツーマンするというタイプ。将棋で何人かを一度に相手にするのがあったと思うが、あんなイメージである。
教材は、いわゆる問題集を解かせるのではなく、1冊20枚程度のホッチキス止めが膨大な種類だけストックされていて、それを相手のレベルに合わせて解かせるというタイプ。苦悶、、、じゃなくて公文式に似ているが、先生が、その都度、解かせる問題を選ぶというのが最も大きな違いだろうか。
なので、先生の性格や生徒の組み合わせによって、進め方がインタラクティブに変わる。進みの早い生徒と遅い生徒がいたとして、新しい単元の説明を2度するのは面倒なので、進みの早い生徒には、わざと難易度の高い問題を出してペース調整をしたり。
そんなわけで、相手の弱点を見抜くコンサル的な技術を磨くことはなかったが、それでも幾つか、その後の糧になった経験もあった。
1.数学は寸止め
数学のできない生徒も四則演算ぐらいはできる。そうすると、とりあえず目に付いた数字を適当に足したり掛けたりして回答欄を埋めようとする。
こっちは一度に6人も相手にしてるので、余裕があれば、この子は帯分数を仮分数にしないで掛け算したな、とか判別できるが、なかなかそうもいかない。そこで、横着な生徒に対しては、最後まで答えを出すのを目的にするのではなく、「あとは足すだけ」という段階にしてから解け、ということを教え込んだ。(教え込んだ、というよりも、また途中を飛ばしたな!と怒っただけだが)
教材の種類が豊富すぎて、回答を探すよりも計算した方が速いというのもあり、採点する側にもメリットがあり、生徒にとっても、途中をしっかり意識する癖が付いて、割と効果があった気がする。
2.テストはスパイ活動
アバウトな塾だったので、授業中に急に生徒の親から電話がかかって来て「中間テストが近いので、よろしくおねがいしますね」と言われることも多かった。
よろしくと言われても、こっちは学校の先生が出すテストの出題範囲を知らない。で、成績の悪い生徒というのは、この出題範囲に見事に無頓着だったりする。そんな生き方も羨ましい、と思いつつ、一応、授業料を貰ってる身分なので必死の聞き込み捜査をする。
ただ「中間テストが近い」と言われてから、その子が塾に来るまで、1〜2回しか無い。運良く、その子が出題範囲を調べて次の週に教室に現れても、残された時間は少なすぎる。
そんなわけで、生徒と手を取り合い、出題範囲をいかに収集するか作戦を練る。よく言ってたのは、頭の良さそうな奴の中でも、勉強時間が少なくても点を取りそうと思う奴を見つけ、思い切って、どこらへんが出ると思う?と聞けというやつ。一回、教え込めば次回からは「君のヤマ師は、どこが出題されそうだと言ってた?」の一言で済む。一方、こっちはこっちで、別の時間に通ってる生徒から情報収集。先生と生徒でギブテクするというのは、中学生ぐらいにとっては新鮮らしい。
3.よい間違い
親しい間柄でクイズしていて、相手が外したからって突き放したような言い方をしないとは思うが、先生と生徒という関係では「何度、言わせるんだ」みたいな感情になることは珍しくない。だから、言葉だけでも親しい間柄で使う言葉を使おう、という割とあたりまえのことを気を付けていた。
そんなときに便利だったのが「いい間違い」という言葉。少しでも正解に近づいていたら使える。では、むしろ正解から遠ざかった時はどう言う?「あんまりいい答えじゃないね」とか言ってたのかな。覚えてないけど。
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書いてて思ったけど、これぐらいでは、僕から教わりたいなんて名乗りを上げる人は現れないだろうね。


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