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2006.05.28

オンメモリのデータベースという発想に似ているもの

仕事で、とあるデータが欲しくて依頼したらExcelのファイルを開いて、この部分です、とコピーして渡された。そのデータ、間違って上書きとか許されない重要なデータなので、Excelなんかで管理してていいの?と吃驚したのだが、後になって、本当はデータベースで管理しているのだが、そのデータベースが重たいので、関係ある部分だけ定期的にExcelに抜き出しているということを知った。

そういえば昔、Googleは膨大な検索結果を表示するのが異常に速いということで、ハードディスクではなくメモリ上に展開しているのではないか、なんて議論があったが、ブログなどで、普通にメモリとハードディスクでスケールアウトしてる例を目にすることが出来るようになった。(メモリ→書き込み+読み込み、HDD→書き込みのみといった感じで高速化と冗長性を確保するとか)

こういう発想って、思考トレーニングみたいだな、と類似なものを探してみた。

例えば車好きで、高級なスポーツカーを所有しているが、街乗りには不便なので、もう一台、コンパクトカーを持っている、とか(似てる指数★★★)

メールは携帯やPDAに転送して、新着を確認するが、ストレージとしてPCにも保存しておくとか(似てる指数★★)

電車の各駅停車と快速とか(似てる指数★)

昔の携帯とPHSが一体になったやつとか(似てる指数★)

・・・ダメだ、最初のやつ以外は、あまり似てない。

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ところで、こういう発想をネットワークの設計に活かせないものだろうか。QoSとかレイヤ3以上のスイッチングに、そろそろ新鮮味を感じなくなってしまったので。

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2006.05.27

日本テレコムの弓削CTOによるWeb2.0

Web屋がWeb2.0を語るのは当然として、ネットワーク屋がWeb2.0を語るとどうなるか、という話。

http://blog.japan-telecom.co.jp/yuge/2006/05/post_9.html

正確にはWeb2.0ではなく梅田望夫さんの「ウェブ進化論」で語られた「あちらの世界」をアレンジして図を描いているのだが、

 こちらの世界・・・各々のデータ
 あちらの世界・・・共有データ

 IRIS(日本テレコムの構想)・・・ネット上にデータ

とあるあたり、ちょっと理解に時間がかかった。

データの「あちら側」を考える場合、今までメールはクライアントに置いていたものを、GoogleのGmailなどではサーバ上に置いているという例がわかりやすいと思うが、それを「共有データ」と書き、IRISで「ネット上にデータ」と書いているわけです。この違いは何だろう、と暫く考えて、ああ、企業ネットワークのことを言っているのだな、と納得。

そこから先は、ブログの本文を読むとして、おそらくIRISという構想が新しいのは、インターネットであれば、メールもメッセンジャーも、それからWinnyも同じ回線を使ってアクセスしていたものが、ネットワーク自体が自動的に回線種別を判断しながら通っていくという部分だろうか。

前に「レイヤ2で稼ぐビジネスモデル」という文を書き、今までアクセス+インターネットという枠組みが、フレッツ+適当なアプリ(インターネットも含む)という進化をしていることを指摘したが、

http://goodsite.cocolog-nifty.com/uessay/2006/04/post_7b96.html

日本テレコムのIRIS構想では、ちょうど逆に、アプリを決めてからネットワークのサービスレベルを決めるという発想のような気がする。いずれにしても、Web2.0の「マッシュアップ」のような概念とは正反対な気がする。

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IRIS構想を車に例えるエントリも面白かったです。

http://blog.japan-telecom.co.jp/yuge/2006/03/_iris_1.html

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2006.05.21

貼るだけインターフェイス(Google Map考)

写真は、最近買った家計簿。

金額ごとに罫線が引かれていて、例えば1000円の買い物をした場合、レシートを1000のところに貼る。次に500円の買い物をしたら、500円分、上にレシートを貼る。それを繰り返すと、計算せずに1ヶ月の出費がわかるという仕組み。

新レシート貼るだけ家計簿―計算・記入は一切不要!
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必要なのは「貼るだけ」というインターフェイス。

前にCLIEを使っていたとき、住所録の氏名とか住所とかの枠に、わざわざ記入するのが面倒なので、備考欄にメールの署名を貼るだけにしていた。言うまでもなく、CLIEには検索機能があるので、住所録として使い道が劣るということはない。(まぁ、一覧できないというのは欠点かもしれないが)

今までデータベースというと、枠があって、その中に記入しないと入力できないという問題点があった。まさに枠に入れることだけを仕事にしている人もいるし、そうでない場合は、設計者やプログラマー、そして営業が枠に入れるという作業に膨大な時間を費やしているなんて例も、そこらじゅうにあるだろう。

前に書いた、Google Mapの凄さは、地図やAjaxだけではなく、データベースを作る=枠に入れるという行為からの開放ではないだろうか、と思う。

膨大なテキストを集めてきて、その情報を何らかの切り口で体系化する。そんなことを考えたとき、ユニークキーとして位置情報を選び出したということは、突飛かもしれないが、Adsenseを生み出すほどの発想ができる会社にとっては、自然なのかもしれない。

ただ、それを実現してしまったところは、あまりブログなどで見る機会はないが、ものすごい技術力なのだと思う。

その技術力を体感したければ、Google Mapに地名と探したいもの、例えば「表参道 ケーキ」と入力すれば、その界隈のケーキ屋に目玉型の吹き出しが現れる。

より詳しく知りたい人は、僕の前のエントリを読んでもらうといいかもしれない。

http://goodsite.cocolog-nifty.com/uessay/2006/05/google_mapgis_09f2.html

その昔、名刺をスキャナで取り込み、OCRで文字にした後、どれが名前で、どれが住所かを自動で判別してくれるソフトがあったが、それだけの作業ですら、誤認識が多かったのに、ページから住所だけを抜き出す技術、住所の表記の揺れの吸収、その住所に関連する語句など、考え出すときりがない。

ところで、この住所だけを判別する技術って、Webサービス化とかされないだろうか。例えばExcelベースの報告書を添付ファイルにして送ると、地図にプロットして返してくれるとか。

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ここから先は、ちょっと妄想だが・・・

これらの例はユニークキーを住所にした例だが、同じようにユニークキーを会社名や人名にすると面白いものができないだろうか。

例えば、僕はCNETなどのIT系の記事を読んで、誰それがGoogleに移籍したなんて記事を収集しているのだが、これらも集めて時系列に並べると、会社の方向性が変わる時期とシンクロしていて面白い。

http://uessay.atnifty.com/wiki/index.php?%B0%FA%A4%AD%C8%B4%A4%AD

で、これこそ「貼るだけインターフェイス」なのだが、さすがに、これはプライバシーとか、いろいろあるんでしょうね。

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追記

gooで俳優を検索すると、出演作品などのバイオグラフィーなどに合わせて、ニュースまで表示される。タレント名鑑に出ている人だけだと思うが。

http://search.goo.ne.jp/web.jsp?UI=web&TAB=web&from=query&OCR=0&QGR=1&JP=1&QGA=1&CK=1&IME=1&NKW=1&MT=%C2%E7%BF%B9%C6%EE%CA%FE&DC=10&ET=&web.x=0&web.y=0

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今日のutro

「1週間を振り返る切り口」にはてなの近藤社長の「料理人に最も必要なものは舌である」を追記しました。

http://uessay.atnifty.com/utro/index.php?genre=furi

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今日のBook Portfolio!

本は追加しませんでしたが、そういえば前に家計簿のポートフォリオを作ったので再掲。男っぽい趣向の家計簿って、ないかなぁ。

http://uessay.atnifty.com/bport/port.php?id=33

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<table  border="0" cellpadding="5"><tr><td valign="top"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797332875/uessay-22/" target="_top"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4797332875.09._SCTHUMBZZZ_.jpg" border="0" alt="Googleマップ+Ajaxで自分の地図をつくる本  Google Maps API徹底活用" /></a></td><td valign="top"><font size="-1"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797332875/uessay-22/" target="_top">Googleマップ+Ajaxで自分の地図をつくる本  Google Maps API徹底活用</a><br />米田 聡 <br /><br /></font><font size="-2"> by <a href="http://www.goodpic.com/mt/aws/index.html" >G-Tools</a></font></td></tr></table>

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住む町を知る(Google Mapと他のGISを比較する)

引っ越してすぐにパスポートが必要になった。期限が切れていたので、申請しようとしたら、運転免許など住所を証明するものの更新も済ませていなかったのに気づき、警察に行ったら、免許の申請にも写真が必要だという(裏書だけなのに・・・)。そして、近所に写真屋はないが、行政書士がインスタント写真をやってるので、と案内され、写真をカットしているのを待っていると、なるほど風営法の講習の案内とか壁に貼ってあって、ああ、そういう仕事の多そうな町だよな、と見ていると、土地区画整理図なんていうのも見つけた。

そういえば引っ越してから、転居届など駅前の市民コーナーで済ませられるので、市役所には一度も行ってない。近所に、これから何ができるのかなども知らない。必須ではないけれど、知っておきたい情報というのがあるとしたら、まさしくこういう情報なのだろう。

ちなみに川口市では土地計画は、こんなに長いURLを打ち込めば見ることができる。(なんとかならんのか・・・)

http://web.city.kawaguchi.saitama.jp/ka/web_p01.nsf/39f1c87d0d44690349256b000025811d/064bde29df78e10c49256bd90029f8b0?OpenDocument

それはともかく、写真を撮って警察に戻って免許の住所変更手続きをすると、また暫く待たされるので、壁を見ていたら事件事故MAPがかかっていた。まあ、これも近所ぐらいは押さえておくと安全に生活できそうな気がする。

http://www.police.pref.saitama.lg.jp/
(画面右の「事件事故MAP」をクリック)

ところで、このサービス、ゼンリンのe-mapというサービスで運営されているのだが、それならばとGoogleで「川口市 site:e-map.co.jp」とすると出るわ出るわ。

http://www.google.com/search?hl=ja&num=100&q=site%3Ae-map.co.jp+%E5%B7%9D%E5%8F%A3%E5%B8%82+

SEED(コンタクトレンズ)、イーネット(コンビニATM)、牛角、武蔵野銀行、三井住友銀行、ほのぼのレイク、ネットカフェ、短大、さが美(呉服)、カワイ音楽教室、短期バイト.com

Google Mapで似たことはできないかな、と思ったら、検索例として「表参道 ケーキ」と書いてある。それなら同じように「川口市 ケーキ」と入れてみると

http://maps.google.co.jp/maps?f=q&hl=ja&q=%E5%B7%9D%E5%8F%A3%E5%B8%82%E3%80%80%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%AD&om=1

素晴らしい!これで全て網羅しているかどうかだが、基本的に「食べログ.com」などネットに情報を載せている店であれば網羅しているだろう。ということは、業種により網羅度が違うことも考えられる。

月極駐車場を探す

すでにeg-parkingという登録制のサイトもあるので、

http://www.eg-parking.jp/

Google Mapと戦わせて見たが・・・

http://maps.google.co.jp/maps?f=q&hl=ja&q=%E5%B7%9D%E5%8F%A3%E5%B8%82%E3%80%80%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%AD&om=1

一瞬、Googleは地図まで出て便利!と思ったが、Googleが表示しているのは駐車場ではなく、管理事務所だけのようである。関連リンクがYahoo!電話帳なのだが、これって提携してるのだろうか、それとも自動巡回?

というわけで駐車場探しはeg-parkingの勝ち。

公衆無線APを探す

前に書いたが、dokoyo.jpという検索サイトがすでにある。見た感じ、BBモバイルポイント、MZONE、hotspot、freespot、そしてlivedoor wirelessと、一通りは網羅しているようだ。

http://dokoyo.jp

一方、Google Mapではこんな感じ。

http://maps.google.co.jp/maps?f=q&hl=ja&q=%E5%B7%9D%E5%8F%A3%E5%B8%82%E3%80%80%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%AD&om=1

Yahoo!BBのアクセスポイントのページを丁寧にクロールした結果がMapに起こされているようだが、MZONEやHotspotとかは表示されない。ただし、登録されているサービスが明確な場合は、Google Mapで「川口市 MZONE」とすればいいわけで、こっちの方が使い勝手がいいかもしれない。

http://maps.google.co.jp/maps?f=q&hl=ja&q=%E5%B7%9D%E5%8F%A3%E5%B8%82%E3%80%80%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%AD&om=1

「ウェブ進化論」ではGoogleの手法を「神の視点」とか「世界政府がすべきこと」とか書いているが、なんだかデータベースを作っている側のモチベーションを削いでしまわないか、ちょっと心配になってしまう。

http://goodsite.cocolog-nifty.com/uessay/2006/05/post_e08a.html

一方で、人の力を介さずに情報と住所を関連付けてしまう技術については素晴らしい。これについては、後で書いてみようかと思う。

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2006.05.13

ほぼ日手帳に相性の良いアイテム

image.jpg

今年の最初から、ほぼ日手帳を使っているのだが、これがすこぶるよろしい。

http://goodsite.cocolog-nifty.com/uessay/2005/12/post_6cb2.html

単に半年使っただけだが、最初はフォーマットどおりにスケジュール帳だけだったのが、

・誰かに連絡を取るとき、これまでメモ帳に書いてたような電話番号も手帳に書き込んでおく。ついでに後で緑の蛍光ペンで線を引いておく。これでアドレス帳を持ち歩かなくなった。
 

・打ち合わせするときの席順とかを書き込んでいる。これだけで記憶の補助になる。

・最近読んだ、三浦綾子の氷点で主人公がドイツ語で日記を書いていて、妻が読めない、というシーンに触発され、英語で日記を書き始めた。ちなみに英語日記ドリルという本が30個、日記に使える文例を紹介しているので、それを何も無かった日のページに書き写して、たまに参考にしている。

英語日記ドリル―使える構文30&入れ替え表現527 1日1行でもOK!手を動かすから、英語が頭に
英語日記ドリル―使える構文30&入れ替え表現527 1日1行でもOK!手を動かすから、英語が頭に

・バーベキューのときは、レシピを何日も前から手帳に書いている。今まで、レシピって、その場限りで残してなかったが、これはいいかも。

と、使い方も他のツールでやっていたようなことをぱくぱくと取り込みながら進化している。 逆に、この手帳の最後にご丁寧に「この手帳についていないもの-以下のようなものはついていないので、あきらめてください」とあるように、シンプルを徹底していて、使いにくいものは付いてない。そういうわけで、最近、パートナーに加えた文具を紹介してみる(と自分の道具の定点観測)

手ごろな地図

渋谷、新宿あたりから銀座までが1枚の地図。都内に買い物とかに出かけるときの必要最低限という感じと、写真の通り、折りたたむと手帳と同じサイズがいい。

首都圏地下鉄乗入れ案内人
首都圏地下鉄乗入れ案内人

文庫本

ほぼ日手帳も文庫本サイズなので、一緒に持ち歩く本も文庫本だと、荷物がかなりコンパクト。Amazonのブックカバーを使っているのだが、色合いと手触りがいい。Amazonだと1500円以上買わないと送料無料にならないのだが、多分、そんなときにでも買ったのだと思う。

Amazon.co.jp オリジナルブックカバー(ボルドー・文庫サイズ)
Amazon.co.jp オリジナルブックカバー(ボルドー・文庫サイズ)

シール

そういえば写真に撮らなかったが、前に「シール・マネジメント」というエントリを書いたのだが、これも「貼る前にチェックが働くのと、貼るという子供心な喜びとがミックスして、すごく効果的な気がする」のでいい感じ。

http://goodsite.cocolog-nifty.com/uessay/2006/03/post_828f.html

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今日のBook Portfolio!

大学生の頃、数学に苦手意識が強かったのだが、「オイラーの贈り物」という本を読んで、少し克服できた気がしたのですが、本屋で文庫本になってるのをみてびっくり。

懐かしかったので、数式をテーマにしたポートフォリオを作ってみました。数式で思い出に残る一冊があったら追加してみてください。

http://uessay.atnifty.com/bport/port.php?id=35

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2006.05.10

ネットで傘を買う

AssistOnが5月5日まで「地球を考える」というテーマで商品を紹介していました。

http://www.assiston.co.jp/?infocus=20060421

いわゆるエコではなく、ペットボトルを増やさない⇒アルミボトル、コンビニ傘を使い捨てない⇒折りたたみ傘といった具合で、こういうセンスと触れていると、それだけで幸せな気分。

これから傘も必要な季節、というかオンラインショップ病なので、ネットを横断しながら傘を選んでみる。

(そういえば昔、ソファ選びもブログに書いたっけ)

D&DEPARTMENT

http://www.d-department.jp/cgi-bin/omc?port=56507&req=closeup/011.html

紹介しているのはAssistOnと同じ商品だが、こちらは「クニルプス」とカタカナ表記。コンパクト設計、すぐ乾く、という特徴に続き、受賞履歴で締める。

その昔、何かのセミナーで「セールスの基本はFABEだ。Feature(特徴)+A(忘れた・・・)+Benefit(買うことにより得られるもの)+Evidence(証拠)を順番に喋れ」なんてことを聞いた気がするが、まさしく、そういう順番。

実を言うと、僕は、そういう順番で喋られると、一番、買う気をなくす人種だったりするのだけど、なんでだろう。

MoMA Online

http://www.momaonlinestore.jp/search/item.asp?shopcd=11111&item=005-341-PA

ポップな色調。近代美術館のショップなので、アートでなければならない、という妙な気合が入っているからだと思うが、僕のように傘を差してまで目立ちたくない人向けの傘が見当たらないところが残念なところ。

無印良品

http://store.muji.net/user/ItemDetail/detail?svid=8&sc=S00308&sp=muji&prd=4548076154983&index=38&_from=/ListProducts/list

一転してシックな色調。それなのに、水玉しか用意しないあたり、ちょっとデザインの意思を感じるのは気のせいかな。

安いのも嬉しい。

Amazon

ところでKnirpsであれば、Amazonでも取り扱っている。いい傘が欲しい、でもアカウント登録は面倒、という人は、Amazonでもいいかも。

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批評とか(最近見た映画のメモ)

まず、見た映画とDVDから。

ゲルマニウムの夜(劇場にて)

先日、ちょっとした縁で大森監督と喋る機会があって、すぐ見に行きました。

ゲルマニウムというと、ゲルマニウム温浴とか癒し系を想像しがちだけど、この映画に出てくるゲルマニウムは、鉱石ラジオ。主人公の癒しに使われる点は共通しているかもしれないが、宗教に対して挑発的な行動を取る主人公を見ていて、人間って怖い・・・と思った。

各シーンはスローに流れているのに、それぞれの登場人物が取る行動が重くて理解が追いつかない。すっと緊張がほぐれたりして、美しい(特に早良めぐみ)、とか感じたりするのだけど、なんだか上級者向けという感じがしてしまった。

今まで、映画のパンフレットは、映画の裏話を楽しむためのものかと思っていたが、この映画に関しては、解説があって助かった。多分、2回とか3回見て、意味を探るという数少ない映画の一つだと思う。花村萬月の原作、近々、読みます。Amazonで注文したので。

ゲルマニウムの夜―王国記〈1〉
ゲルマニウムの夜―王国記〈1〉花村 萬月

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stars圧倒的な存在感
stars萬月ワールド

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一角座という上野の美術館の脇の映画館でしばらく上映されるようです。

そして、ひと粒のひかり(DVDにて)

コロンビア人の若い娘が、コンドームに麻薬を詰めたのを飲み込んでアメリカに入国するという怖い話。

ただ今の仕事が気に入らなくて、でも仕事をしないと家にいづらくて、という理由で手を染めてしまうのだけど、捕まったらどうなるんだろう、という緊張感が伝わってきて、本当に見ていて大変。決してハッピーエンドではないのに、なんともいえないような救いのある感じがする最後のシーンが、この映画が評価されている理由なのでしょう。

マイライフ・アズ・ア・ドッグ(DVDにて)

ギルバート・グレイプやショコラを撮ったラッセ・ハルストレムという監督の出世作。

この監督の作品は、テレビで上映しているのを知らずに見ていて、なんだかラッセ・ハルストレムの映画みたいだ、と思ったら、そのとおりだったということがあるのだが、かといって奇抜でも個性的でもない。むしろ牧歌的でスローな映画。

主人公の少年が、家族と離れて暮らすことになり、ちょっと可哀そうなのだけど、時に希望を感じながら日々の生活が流れるという感じの映画。その可哀そうなときに、ライカ犬という、ロケットに乗せて打ち上げられた犬のことを想像しているところが、なんともユニークで、気づいたら、思いっきり感情移入してしまっている。

すべての人に薦められる映画ではないのかもしれないけど、優しくなりたい、と思ったときとか、見てもいいかもしれない。

--

と、ここまで映画のことを書いて、ここで批評の話にチェンジ。

実は、「ゲルマニウムの夜」を撮影したときに、映画評論家の話なんかもあって、映画の感想をブログに書くのは、やめておこうかな、と思った。(淀川長治の批評が素晴らしい、って話は目からウロコでしたが)

特に、僕は自分が見たからといって「ほかの人も見るといいよ」と思うことは少なく、むしろ「僕は、こういう映画を面白いと思う人間なんです」と書くほうが自分にとって自然と感じる。

Book Portfolioというサイトを作ってみて、こそばゆいのは、そういう批評の軽さでAmazonのアフィリエイトによる収入を狙っている自分という存在。

http://uessay.atnifty.com/bport/index.php

極端なことを言うと、Book Portfolioでは現時点で170冊の本を紹介しているが、実際に自分が読んだものは半分以下だ。では、何を読んで紹介しているのかというと、Amazonの他の人の書評など、インターネットで得られる情報。

もちろん、まじめに書評自体を楽しむのが目的ではなく、こういう視点で本を選ぶのっていいよね、という提案なのだが、

ただ、たまに(30を過ぎると・・・)実際に「命を掛けて」作品を作っている人とかに出会うこともあって、はたして、そういう人たちが作り上げた作品を実際に見ないでコメントしたり、ポートフォリオにしちゃっていいのだろうか、なんて思うわけだ。

それでも書いてみよう、と思ったのは、梅田望夫さんが「村上春樹はプロ(批評家・文芸評論家など)による評価・評論はいっさい読まない」という話を紹介している下記の記事を読んでから。

http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20060426/p1

仮に作品の作り手からしたら不本意な感想しか持てなかったとしても、別に僕以外の感想もネット上に幾らでもあるよね、という開き直り。インターネットによる自分の希釈とでも言うのかな。

--

関係ないけど、Wikipediaでは「映画評論家一覧」というページがあって、映画評論家のプロフィールを見ることができます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%A0%E7%94%BB%E8%A9%95%E8%AB%96%E5%AE%B6%E4%B8%80%E8%A6%A7

一覧の中に松本人志とか山城信吾の名前も混ざっていて、なんだか妙な感じがするが、淀川長治のページには、こんな一節があって、心を打たれた。

一生涯独身を貫いたのは「結婚をしていないと映画の中の男の気持ち、女の気持ちの両方がわかる」という、映画が本当に好きであることからの選択であったと言われている。その一方、著書「私はまだかつて嫌いな人に逢ったことがない」の中では、「淀川家の血筋を絶やさぬためだけに政略結婚させられた母が可哀相で仕方がなく、母に辛い思いをさせた淀川家に復讐するため、結婚せずに子供をつくらないことで血筋を絶やした」という痛切な告白をしている

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書評アグリゲーション

書評ブームなのだろうか。

先月のCASAは、自家用ジェットで移動するデザイナー、フィリップ・スタルクへのインタビューに始まり、「ミステリー小説と建築の親和性」「飾っておくだけでも満足な本棚」など独創的なもの、佐藤可士和などのクリエイターの選ぶ3冊を紹介。

Casa BRUTUS (カーサ・ブルータス) 2006年 05月号 [雑誌]
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それぞれの本のコメントが、ちょうどいい長さで参考になる。ただ、かなりデザイナー方面に偏っていて、Casaを毎号読んでるような人向けかもしれない。

AERAではmixiの笠原課長、USENの宇野社長に始まり、押切もえ、ナベツネ氏、ボビー・バレンタイン監督まで話題の人ばかり53人に3冊を選んでもらう。mixiだけでなく、はてな、GREE、ゆびとま、トレンダーズと、経営者を揃えている点はAERAならではかも。

押切もえの3冊の選び方は、松下幸之助の「道をひらく」からリリー・フランキーの「東京タワー」までバラエティに富み、かつ推薦理由もちょうどいい長さで魅力的なのに対し、同じページにダイエーの林文子CEOは3冊とも文学で、コメントは「叙情にあふれている」と、なんともいい加減。こういうところも見えてしまうのがところ。また、ワタミ社長は論語と聖書と星の王子様がおすすめ。なんか変わった人って、薦める本も変わってる。

というわけで、全部ではないですが、この人、この本読んでるんだ、というものをBook Portfolioに書き出してみました。

これまでにない豪華なポートフォリオですので、ぜひご覧ください。

http://uessay.atnifty.com/bport/port.php?id=34

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2006.05.03

Wikiは「モナ・リザ」、blogは「最後の晩餐」

多分、「ダ・ビンチ・コード」の映画化の影響で、テレビで「モナ・リザ」が取り上げられる機会が多い。

で、初めて知ったのだが、ダ・ビンチは「モナ・リザ」を描き始め、暇さえあれば手を加えていたのだとか。(テレビでは、生涯、手元に置いていたと言ってたが、Wikipediaでは3~4年で売ったと書いてある・・・)

--

らいおんの隠れ家さんがポール・グレアムの文章術を紹介していた。原文は意識的にそうしたのではないか、とも思えるぐらい、順序がばらばらの箇条書きの羅列なのだが、その中で

 何度も書き直す;
 十分な時間をかけよ;
 中断する場合、簡単に再開できるところでやめておけ;

という箇所がある。

http://d.hatena.ne.jp/lionfan/20060321

どう実践できるかな、と思ったら、Wikiがいいのでは、と思い、普段、Blogに書いているような内容も、何度も時間をかけるというスタイルを試していたら、例のテレビを見ていて、モナ・リザ的なアプローチだな、と思った。

http://uessay.atnifty.com/wiki/

一方の「最後の晩餐」は、元々はどこかの教会の壁に合わせて書かれたのだとか。(我ながら中途半端な精度の雑学だ・・・)

つまり、ダ・ビンチは書き直したい、と思い立ったとしても書きなおせないことを覚悟して書いたわけだ。実際、変に凝った遠近法や構図など、オーソドックスな構図のモナリザとは大きく異なる。

Blogも編集できないわけではないが、一度、世に出ると、書き直したところをわざわざ「追記」と書くぐらいだから、一発勝負に近い文章だ。

そういう、ネタによって書くスタイルを「モナリザ」か「晩餐」かを選ぶと、面白い書き方ができないだろうか。例えば僕の場合、blogで1つのネタを掘り下げるというより、せっかくだからと3つぐらい並べて書くことが多いのだが、これがblogに合わないんじゃないか、と思うことがある。一方で、何かに気づいたときなどは、blog以上に適したメディアを知らない。モナリザか晩餐かを書く段階で選んでおくことで、タイムリーに何か言っておきたい、という場合と、ここは説得力を増すまで材料を揃えて、というのが一人の書き手の中で共存する。

数年前に、ニフティでもブログを始めないかな、と思って、どこかに書いたら、数ヵ月後にココログが始まったのだが、それと同じように、ブログの次の表現手段とか世に出てこないかな。

--

今日のutro

そういえばutroのインスパイア元のtropyもブログ以降の新しいコンセプトのCMS。誰でも書けるという点と、ランダムに表示されるというとこだけ真似して、コンテンツを「文章」と「ネットショッピング」に特化してみたのだけど、なかなか類似のCMSを見かけないですが、どうなんでしょう?(とTropyのWikiのページにトラックバック)

http://uessay.atnifty.com/utro

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データベースを作りたいという動機

なんとなく思った。

知人が立ち飲み居酒屋に詳しいと聞いて、いくつか教えてもらったり、実際に連れて行ってもらったりした。で、彼のように場所や気分で、その場その場で脳内でSELECT文が走って、という境地はデータベースに近いと。

おそらく、人間の脳というのは、情報を蓄積したりするのより、並んでいる情報から、最終的に好みで選び出す方が好きなのではないか、と。

なので蓄積はコンピュータに任せて、脳が気持ちいいことだけをしよう、というのが、僕がデータベースアプリを作りたいと思う動機なのかもしれない。

と言いつつ、今の家にコンピュータには持ってきてない。Ruby on Railsを勉強しようかな&百式さんみたいに合宿方式を取り入れようかな。

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今日のBook Portfolio!

最近、更新していない・・・

あえて書くと、「Unixユーザが読むMac本」というコーナーを作ったのだけど、全部は自分で買ったわけではないので、追加で買ってみようかな、と。

http://uessay.atnifty.com/bport/port.php?id=24

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今日のutro

IIJ 技術研究所の山本和彦の「正確な文章の書き方」から気に入った箇所を取り込みました。

http://uessay.atnifty.com/utro/index.php?genre=text

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2006.05.01

生まれつきWeb2.0なオジサマ達の話

いまだにWeb2.0の話を書いてると、なんだか時代遅れとか言われそうなので、そろそろ封印してしまおうと思うが、まぁ、最後に。

一見、新しいと感じるような概念に、「昔からそういうこと言ってる人いるよな」的なものを発見するのはよくあることだ。もちろん、新しい言葉を「それって何かの後継?」と過去の概念に当てはめようとすることは、時間をかけずに理解した気になるにはいい方法かもしれないが、本質を理解するのには妨げになる。逆に、新しい言葉が出るたびに、それは新しい概念だから、と片付けてしまうのも感心できない。

幸いWeb2.0のミームマップでは幾つか象徴するキーワードが並べられているので、それとオジサマ的な言葉を対応させながら、Web2.0の正体を探ってみよう。

http://japan.cnet.com/column/web20/story/0,2000055933,20090039,00.htm

「とりあえず完成だけど、後で直すんだろ?」

Web2.0で言うところの、「永久にベータ版」というのは、オジサマ風に言い換えると、こんな感じだろうか。

Tim O'Reillyが言ったから、というわけではなく、例えばWindowsが出始めた頃、すでにオジサマ達は「ソフトウェアというのはバグがあるから」ということを肌で感じ取り、携帯電話も自分が困らないような細かい欠陥でも無料で取り替えてくれていた。

そういうことをWebだから、と限定せず、SIの分野でも同じだろ?と仕様が固まってからも機能追加を迫ってくるオジサマ達は、O'Reillyの論文には反応できないかもしれないが、何かの2.0ではあるのだろう。

「このデータは、そっちで保管しといてくれ」

これはWeb2.0で言うところの「データは次世代のインテル・インサイド」に対応するかな。

若い人(と書くのもアレだけど)はパソコン上でデータを整理している、という考え方を逆手にとって、また、自分の検索能力のなさの隠れ蓑として「俺にはデータ送らなくていいから。お前が必要なときに出してくれればいいじゃん?」とオジサマに言われるたびに、僕は一瞬だけ「ネットのあちら側」という言葉を連想する。

ある程度の人数を抱える企業だと、若手の方が短い周期で異動をするので、データを貰い損ねたオジサマは、そのうち大変な目に合いそうなものだが、見ていると、結構びくともしないようだ。

「こういう細かいのは、お前らには売れないだろ」

ネットの世界だからこその現象と言われてきたロングテールも、天性のオジサマ達からすれば、大したパラダイムシフトではない。

ネットが商品陳列という空間的制約を取り除き、データベースが仮想の広大な商品棚を瞬時に並び替えて見せるとしても、オジサマ達のランダムアクセスな話術には適わない。いや、ロングテールの本質は、そのデータ(商品情報)をユーザに自由に扱えるようにして、という反論もあるかもしれない。しかし、オジサマも一枚上手。俺の教えた売り方で売れたんだろ?と汗かき度のアフィリエイトを忘れない。

と、半分真面目に、半分は不真面目に書いてみたが、ユーザの怠惰性の象徴としてのオジサマを、どれだけ柔軟に取り込めるかといった進歩の先にWeb2.0で言われている要素があるのだな、と思った。

では、どんなに最強なオジサマでも適わないWeb2.0は何か?

個人的にはWikipediaのように、人間的な上下関係などに縛られない知の集結が好きだ。ただ、知がフラットになることを好まない人もいるわけだから、それを知らぬ間にホイホイとやってのけるような鮮やかなのがいい。

またユーザの言うことをWeb2.0風に捕らえるという試みもオジサマ達には新しいかもしれない。具体的には「ユーザ行動の意外性」と「ユーザを信頼する」の2つである。従来は「ユーザ=お客様」であった。しかし、ユーザの言葉を開発者の一員みたいに扱うというプラクティスについては、アジャイル宣言なんかでも語られているし、個別で掘り下げてもいいかな、と思っている。

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