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2004.11.19

50:そ:ソフトウェア産業

50音ブログ(放置プレイ)の「そ」

最初、「SONET」(ピンクの熊が踊っている奴じゃない)について書いてみようかと思ったが、50音ブログを始めた9月から、一度もニュースなどで見たことがない。

正直、どうしようか悩んで、別の「そ」で始まる言葉を捜していたのだが、ようやく見つかった。

「ソフト」である。

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世界のソフト売り上げ、2008年まで年率6.9%成長――IDCが予想

少し前に「アホでマヌケな米国ハイテク企業」という本を読んだときに、ソフト業界の1984年と2001年の上位10位の様変わりが衝撃的だと思ったが、上記のレポートでは、

ソフトウェア売り上げのうち、3分の1はトップ5企業により占められている。その5社は、Microsoft、IBM、Oracle、SAP、Computer Associates

と、これまた興味深いデータを示している。また、ソフトウェアの売り上げのうち、半数はパッケージなのだとか。近頃、パソコン屋でソフトを買う機会がめっきり減る一方、会社でデスクトップ管理やらのソフトウェアに湯水のごとく金を使ってそうな印象だったが、半数なんだな。


英業界団体、ソフト不正利用通報の報奨金引き上げ

ソフトウェアの不正利用を通報する制度は聞いたことあったが、報酬は2万ポンド(400万円弱)なんだとか。ここまで高いと、逆に度胸が必要な気がするが、いかがなものか。車が買えちゃうじゃん。

まあ、それはともかく、それぐらい払っても元が取れるぐらいの損失があるということなのだろう。

ちょっと話題がはずれるが、

Officeの次期バージョン「Office 12」の準備をすすめるMicrosoft

サーバとの連携が緊密になるのだとか。サーバと連携させるエクスペリエンスにユーザを漬け込むことで、否が応でもバージョンアップさせ、費用を取ろう、という考えのようである。

最近、とあるソフトメーカーの研修に参加したが、ユーザがバージョンアップを考えてくれないから、販売代理店を教育しよう、という魂胆だという噂だった。

ソフトウェアは、充分に使いやすくなり、バージョンアップのインパクトは確実に小さくなってきている。そこを、どうバージョンアップさせるか、という難題を抱えながらも、「年率6.9%成長」できてしまうあたり、余程、上手な戦略を取っているのだろうな。


最後は、この記事を。

ソフトウェアメーカーのみなさんへ--もうその手は通用しないよ


追記:

こちらも参照。

FPN:日本のソフトウェア競争能力

業界自体は刺激的かもしれないが、それが日本で花開くかどうかというのは、日本人が活躍できるかどうか、というのとは別の意味で、簡単ではないのかもしれない。

個人レベルでは、人材がいないわけではないのではと思うので、(それは、海外のオンラインソフトと国内のオンラインソフトのレベル差などから、そう思う)、CMMIなど組織立った開発プロセスの導入が上手くいっていない、ということなのだろう。

これだけ、アジャイルな手法が日本語訳され、雑誌にも出て、かの国(中国やインド)より進んでいるはずなのに導入が上手くいっていないのは、アリ型社会の弊害だろうか。

だとしたら、国は、どんな手を打てばよいのか。

これは、IPAの未踏ソフトウェア事業などで解決できそうにない難題だろう。

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