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2004.08.21

50音ブログ:あ:アクセシビリティ

ブログのネタを50音順に書いてみようかと思います。誰か、やってるかもしれない手法かもしれませんが、自分の知識の棚卸しにはいいかもしれない。


アクセシビリティ

初回は「あ」ということでアクセシビリティについて書きます。
アクセシビリティっとは、Webの見やすさや使いやすさを表す言葉ですが、さらに一歩進んで、目の見えない人が音声読み上げソフトでサイトを見ることも配慮されているか、といったことも含んでいます。

そのアクセシビリティについて、客から喋って欲しいと言われたことがありました。これって解のないものじゃないの?と困惑しましたが、なんてことはない。W3Cがすでに標準化していたので、そのときはそれを紹介することにして難を逃れました。(標準化って素晴らしい!)

ただ、その当時は、ガイドラインは存在していても、ホームページを半ば手作業で評価していたか、サイト診断として門外不出のツールとして存在していたのだと思います。

それが最近、無償で提供されています。

日立、富士通、NEC……大手ベンダー各社がWebアクセシビリティの取り組みを相次ぎ発表

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富士通

以前、「uessay:富士通のユニバーサルデザイン」でも取り上げたので、そちらを参照して欲しいが、要約するとガイドラインをチェックして点数化するツール、色覚異常の人が見たときの画面を確認するツール、色の組み合わせを試すツールの3本立てで、わかりやすい。

当時は、IBMもツールを公開していなかったので、これが最高峰だったのだと思う。今回は、これを基準に各ツールを評価したい。

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IBM aDesigner
http://www.alphaworks.ibm.com/tech/adesigner

acce_ibm.JPG

英語ページでユーザ登録しなければいけないのが面倒だが、ダウンロードが英語オンリーだった割には、ツールは全部日本語で拍子抜けする。

富士通が3つのツールで構成していたのに対し、1つのツールで全部やろうとしている。これは
音声読み上げを視覚化するという試みは面白いし、視覚障害者の見え方のシミュレーションが凝っている。

例えば音声読み上げの視覚化では、読み上げる順番に表示されるため、uessayであれば、最初にカレンダーの日付を読み上げる。読み上げソフトでWebを見る人にとっては、これは親切ではない。このように左サイドバーに載せるべき事項についても議論もできそう。

また、CSSがどうなっているか、という現実的な評価もできるし、サイトに対するアドバイスがわかりやすい表現になっている。

富士通みたいに数値化されないのが残念だが、要するに全部やれ、ということなのかな。

あと、画面デザインが、あまりよくないのが気になります。


CNET:日本IBM、ウェブアクセシビリティ確認ツールを無償提供
日本IBM、視覚障害者のWebの見え方を確認するツールを無償提供

そうそう、IBMは神奈川県大和市でIBMのらくらくウェブ散策なんていうのも導入していましたね。
今、大和市のサイトを見ていたら、アダプティブ・テクノロジーの無料るび振りサービスを使ってました。(IBM、つらいなぁ。。。)

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NEC

次はNEC。プレスリリースに画面イメージが公開されているので、わざわざインストールしなかったが、富士通、IBMに比べ、画面が面白くない。

JIS適合してるのが新しいのかな、と思ったが、見たら富士通もバージョンアップしてJIS適合してて、ここもアドバンテージなし。

NEC(または関連会社)が納入チェックするためのツールという粋を出ていない気がする。

NEC、ウェブアクセシビリティのJIS適合を自動検査するツール開発

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日立公共システム


ZoomSightはアクセシビリティの診断ではなく、Webサイトに仕込んで、アクセシビリティを向上するというツール。西東京市などでも使われています。

IBMのらくらくウェブ散策なんかと同じ系統のツールだと思います。

昔、IBMの方を試して思ったのですが、この手のツールは、インストールすれば特定のサイトが見やすくなるのでしょうけど、インストールする途中の画面が見にくかったりします。その点、西東京市のサイトは、起動するまでの画面もみやすくなってますね。


日立公共システム、アクセシビリティ補助ツールの改良版

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最後にW3C

アクセシビリティを標準化したW3C。

昔からロゴをクリックすると文法チェックするという一風変わったツールを紹介していたが、アクセシビリティについてもロゴを公開していた。(昔は公開してなかったような)

というわけで、一応、貼っておきます。

Level A conformance icon, W3C-WAI Web Content Accessibility Guidelines 1.0 Level Double-A conformance icon, W3C-WAI Web Content Accessibility Guidelines 1.0 Level Triple-A conformance icon, W3C-WAI Web Content Accessibility Guidelines 1.0

でも、XHTML Validatorのように診断まではしてくれないみたい。

Valid XHTML 1.0!

(※クリックするとXHTML1.0の適合性を評価してくれます。ココログは。。。)

自信が付いたら、貼り付けましょうってことでしょうかね。

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<結論>
IBMか富士通のツールを使えば、ちょっとした診断ができます。
ユーザ登録が不要な分、富士通が手軽かな?

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