左右対称ジェスチャー
客先で「右肩上がりです」というジェスチャーをやてる途中、ふっと気付きました。
あれ?客から見たら、左肩上がり=右肩下がりじゃん!
というわけで、ジェスチャーを左右対称にしたほうがわかりやすいかな、と工夫中です。
Before/After
普通の感覚だと、現状はこうですね、と左手を出し、こう変わります、と右手を出すと思います。人の視線は左から右に流れるので、それに対応して、そうなるんだと思いますが、これを逆にしてみてます。
『自分から見ると』
○客 | 『客から見ると』
●自分 |
ジェスチャーを出す前に、一瞬考えて、「相手から見ると、こっちが左だよな」と意識すれば、なんとかできます。また、聴衆に紙資料を渡してる場合は、それを指しながらやれば、かなり自然にできます。
時系列
これは、ちょっと難易度が高いかもしれません。
僕が昔から使うのは、
・毎年、これだけのお金を使っていて・・・と指で左から右に平行に線を引き
・これだけ高く(安く)なります・・・と指を上げたり下げたり
というやつですが、これを左右対称にするには、ちょっと練習が必要です。
余談ですが、僕がこのジェスチャーを使う理由のひとつに「ある部分は高くなるわけだけど、本当に導入する気はある?ちゃんと調整する気はある?」というのを相手から探るというのがあります。
そういう本音ベースのことは、紙に書いて渡したりはしませんから、紙に書いたものをなぞる、ということはできないんですね。
これの応用で、冒頭にも書いた「右肩上がり」をジェスチャーするというのがありますが、これについては、はっきりいって難しいです。無理しないほうがいいでしょう。
左右対称じゃなくてもいいもの
例えば「ポイントは3つあります」と指を3本出すジェスチャーなんかは、左右対称とかは意識しなくてもいいと思います。これは、指を使ったジェスチャーの場合、体の中心に近いものから順番に1,2,3だという意識があるからでしょうか?
左右対称ジェスチャーの効果は?
なるべく、聴衆の視線を気にしながら喋るようにはしてるのですが、不自然に感じる人はいないものの、普通にやるのに比べて、効果があるのかないのかはわかりませんね。
今度、長尺のプレゼンをするときにでも、前半は今までどおりで、後半は左右対称ジェスチャーにして、比べてみようかな。
あと、人って、割と器用に対応できたりするもので、例えばラジオ体操で、人前で見本で体操する先生なんかは、右手を上げて~と言いながら左手を上げたりしてますが、よく見てみると、つられて左手をあげている人とかもいます。
これって、向かいの人が右、としてるのは、自分にとっても右だよな、と頭の中でコンバートしてる人が、世の中にいるってことですよね。子供のときとか、親が箸の使い方を教えるのに、子供と同じ向きで後ろから手を回して教えてあげるか、それとも、対面で教えるか、とか、そういう過程で分かれてくるのかな?
だから、僕が気を利かせて左右対称ジェスチャーなんかしたところで、頭の中でコンバートする人は、僕がBefore/Afterをやって、Afterにしましょう、と提案しても、それが逆転しちゃったりしてるかも。
でも、さすがに、そこは少数派と割り切ってます
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